私は底辺である。役職はまだない。
「失敗のないファンクションポイント法」読了。
下っ端である私は、開発する内容に対して工数を見積もって欲しいと
言われる事がよくある。
だから私は私の全知全能を使ってKKDDによる見積もりをする。
そしてそれが誤っている事がよくある。
私は激怒した。
なので、根拠のある見積手法を身につけることを目指して、
本文一行目にある本を読みました。
結果から記述しますと、予想していたものは勉強できませんでした。
工数を計る手法を勉強していたつもりでしたが、ファンクションポイントは、
規模を計る手法らしく、工数のところまで落とし込む方法はありませんでした。
ネットで検索してみたところ、ファンクションポイント(以下FP)25くらいが一人月、
という記述もありましたが、自分が算出したFP値だと、実績値とかけはなれた
工数になってしまいました。
(一機能145FPとかおかしいだろ)
以下、本の概要とFP法の概要です。
本の概要
3章立てのわかりやすい構成になっています。
1章は見積手法の概要と歴史、種類など。
2章はFP法の見積手順
3章はシナリオに沿ったFP法の演習
になっています。
ちなみに3章途中でこれを書いています。
FP法の概要
自分なりに理解した内容で記述しています。
まあ、今までもずっとそうですが。
1.新規開発か、機能拡張か、納品後か判定
2.計測する範囲の設定と、アプリの切り分け(人、業務、データごと)
3.DB(ファイルも?)とカラム(項目)の数をタイプに分けて計測
DBは
- ILF:本機能で管理されるもの
- EIF:本機能外で管理されて、本機能で使用されるもの
項目は
- DET:ユーザが識別可能な項目(利用者名やらなんやら)
- RET:ユーザから見たデータのサブグループ(商品の割引対象・非対象など)
のタイプにわける。
その数をFPとして計測する。
(なんか表がある)
4.機能の処理(ボタン・要素)数を計測
以下の3タイプになる。
- EI:ILFを管理するものか、システムの動作変更する入力処理。
- EO:処理(計算、データ生成)を通した後出力する処理。
- EQ:ILFやEIFを検索してデータを照会する処理。
上記の数をFPとして計測する。
(なんか表がある)
5.未調整FPの計算=3,4のFP合計
ここから本当によくわかっていません。
6.調整係数の計算
14項目の評価点から、数値(Total Degree Of Influence:TDI)を求めて、
以下の式にあてはめる。
VAF=(TDI*0.01)+0.65
これで未調整FPの値に+-35%を行う。
7.調整済みFPの計算
1のタイプ別にFP計算方法を変えます。
新規:
(未調整FP+移行機能のFP(あれば、だと思います))*調整係数
拡張:
(((追加機能FP)+(変更機能FP)+(移行機能FP))*機能拡張後の調整係数)+(削除機能FP*機能拡張前の調整
納品後:
追加機能FP*調整係数
ちなみに私は大体5でやめます。
だからよくわからない数値になるのか。どうなのか。
今度はソースの実装工数を求めるような手法を探します。