not president's blog

脳直で書きます。自分が覚えたい事を書いているだけです。

知識は失敗より学ぶ

■失敗の本質読み終わり

とある上司が読んだことあると聞き、購入しました。
ジョン・ハンター曰く「外科医師が成功と失敗を書に記せなければ
外科技術の向上はない」
といったとも言われますし、タイトルに
期待して読んだのですが、本の目的を理解せずに読み始めるのは
失敗の元だと、読み終わって、これを書いている時に気づきました。
(実に四ヶ月近くかかりました)

序章に書いていましたが、この本の目的は「組織の失敗を解読する」
ことであって、個人的な考え方やら実践方法を教えてくれるものではありません。
あと凄く読みづらい文章でした。ここの文章の方が読みづらいですか?そうですか。

読み終わって覚えているのは、話し合うって大事だなということくらいです。
感想がこれだけであんまりなので、下に概要と感想の追記を書きます。
間違ってても責任持ちません。

  1. 序章
     ・この本の目的と手段
      ・目的:大東亜戦争における日本軍の負け方から、組織の欠陥を抜き出して、
          組織的な失敗を解読する。
      ・手段:
       ①6つの事例から、日本軍の組織的欠陥を抜き出す。
       ②①の内容を整理して、米軍の組織的特性と比較する。
       ③①②を踏まえて、日本軍の組織的欠陥を理論的に考察する。
        また、現代組織にその欠陥が反映されているかも考察する。
  2. 一章
     ・6つの作戦失敗事例
      それぞれの事例の作戦目的や経過を説明して、アナリシスという形で
      振り返りを行う。
      →すべてに一環しているのは、おれの空気を読めという感じの人が
       出てくること・・・。
  3. 二章
     ・一章で抜き出した欠陥要因を、戦略上と組織上に分けて分析する。
      →とにかく日本軍はひどいという点がこれでもかと挙げられる。
       (それがこの章では目的なんでしょうが・・・)
       あと、目的が不明確で技術体系が一点豪華主義というところは、
       なぜかすごく納得できました。
  4. 三章
     ・日本軍が欠陥要因を持つようになった戦争への適応方法と、
      環境変化へ適応できなかった理由を考察する。
      それと現代組織へその欠陥が反映されているか考察する。
      →何かの本でも読みましたが、とにかく前例を重視する。
       新しい手法が結果を出しても、それを無視して過去最もうまく
       いった方法を採用し続けるだそうです。
       はい。私も時々現実を無視します。(^^